企業と自分の成長曲線をあわせる

2011.12.24

企業にも人間と同じような成長曲線がある。たとえば戦前なら海運業、戦後すぐは石炭業や繊維、重厚長人産業、流通、ハイテク、サービスにマルチメディア、時代によって常に新たな産業が勃興し、その一方で衰退する産業が出てくる。どの分野も発展時、安定時にはどんどん人材を吸収し、しかも一流人学出身者がそこに集中して流れ込む。ところが、人材の吸収力が強い企業がその後もずっと繁栄し続けるかというと、歴史を見るまでもなく、それはあり得ない。

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一説には企業の成長年数は30年が限度ともいわれ、今は20年、10年とサイクルがどんどん早まってきているともいわれている。入社したときには一流企業でも、その評価は未来永劫続くブランドにはなり得ないというわけだ。どんな企業にも青年期があり、中年期があり、そして死に近づく老年期もいずれ訪れる。現在すでに50年以上も続いている会社なら、少なくとも成長期はとっくに終わっているということだ。それなら単純に考えて、一番賢い就職の仕方は、企業の成長曲線と自分の成長曲線をぴったり合わせてしまうことである。草創期に入社して、成長期に自分もビジネスマンとして成長し、中年期には安定した仕事ぶりを発揮し、会社が老年期に差しかかったら退職して、あとは妻と二人で穏やかな老後を過ごす。口では簡単に言えても、こういう経験のできる人は数少ない。





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